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166 :唯と梓の初デート :2009/11/19(木) 03 34 59 ID F+PyUbE8 梓「ゆ、唯先輩!!」 唯「なあにー?」 梓「こ、今度の日曜日なんですけど…なにか予定ありますか?」 唯「うーん、特にないかなぁ…なんで?」 梓「その…い、一緒に、その…えっと…」 唯「なあにー?一緒になにするの?」 梓「え…映画見に行きませんかっ!!」 唯「行く!」 梓「返事はやっ!」 …というわけで、私とあずにゃんは映画を見に行くことになりました。 日頃クールなあずにゃんが顔を真っ赤にして話しかけてきたから何事かと思ったら、まさかデートのお誘いだなんて…♪ 唯「日曜日、とっても楽しみだね、あずにゃん♪」 梓「はい♪」 梓「それでどうして遅刻するんですかあなたって人は!!」 唯「ご、ごめんなさーい…」 日曜日、待ち合わせの時間から30分遅れた私は、公衆の面前であずにゃんに叱られていた。 周りの人はほほえましそうに笑っているけど、一応先輩なんです私。結構へこみます… 梓「まったく…あれだけ遅れないように早く寝てくださいって言っといたのに」 唯「だって…あずにゃんとデートするのが楽しみで寝られなかったんだもん」 梓「…え?」 唯「ほら、こんな風に二人だけでお出かけするなんて今までなかったでしょ?なんかわくわくしちゃって」 梓「へ、へぇ~…」 唯「それもあずにゃんから誘ってくれたんだし…大好きな人からデートに誘われるなんて幸せだなぁって思ってたら、つい…」 梓「ま…まぁ、今回は許してあげます。別に映画が見られなくなったわけでもないですし」 唯「ホント!?ありがとあずにゃーん♪」 梓「だ、抱きつかないでくださいよ!恥ずかしいですよもうー♪」 抱きつく私の顔を押し返すあずにゃんは、怒っているような笑っているような、おかしな表情だった。 どうしてこんなことになってるのかわからないけど…なにはともあれ、映画館に出発! 梓「それでなんでホラー映画なんですか!!」 唯「え?だっておもしろそうでしょ?」 梓「そういう問題じゃなくですね!もっとこう、ムードというかなんというか…せっかくのデートなのに…ゴニョゴニョ」 唯「まぁまぁ!二人一緒ならなに見たって楽しいよ!それともあずにゃん、こういうの怖いのー?」 梓「ま、まさか!余裕ですよ澪先輩じゃあるまいし!」 そう豪語していたあずにゃんは10分後、ガタガタ震えながら私にしがみついていた。 梓「あ、あはは、こ、こんな低レベルな演出笑っちゃいますねぇ!」 唯「あずにゃん、どうして私にくっついてるの?」 梓「ちょ、ちょっと寒いんですよここ!暖房効いてないみたいですね!」 唯「え、そうかな?普通にあったかいと思うけど」 梓「寒いったら寒いんです!だいたい…きゃあっ!!」 ちょっとグロテスクなシーンになったとたんに、あずにゃんは私に飛び付いてきた。 これはこれでかわいいけど、ちょっとかわいそうかも… 唯「あずにゃん大丈夫?そんなに怖いなら見るのやめようか?」 梓「だ、大丈夫ですし怖くもありません!だいたい、せっかくお金払ったのにもったいないです!」 唯「でも…」 梓「大丈夫です!」 あずにゃんは私から離れると、スクリーンに視線を戻した。その目には、うっすらと涙が浮かんでいるようだった。 どうやら意地になっちゃったみたいだ。怖いなら無理しなくていいのに…そうだ! 唯「ねぇあずにゃん♪」 梓「はい…?きゃっ…」 私はあずにゃんに体を密着させて、その小さな手を握った。 あずにゃんの手は心なしか、というよりかなり震えていた。 梓「な…なにするんですか」 唯「こうすれば怖くないでしょ!」 梓「べ、別に私は…」 唯「いいからいいから!ね?」 梓「……はい」 私たちはそのままで映画を見た。 こうしていると常にあずにゃんのぬくもりが感じられて、なんとなく怖さは半減するような気がした。 あずにゃんは相変わらず下を向いてうつむいていたから、怖いままかもしれないけど…あぁ、顔が赤くなるほど怖いのかなぁ… 唯「いやぁ~、おもしろかったねー♪」 梓「…あんまり覚えてないです」 唯「えー?私が手握っててあげても怖かった?」 梓「そうじゃなくて…ゆ、唯先輩のことが気になって…ゴニョゴニョ」 唯「ん?なあにー?」 梓「な、なんでもありません!それより、これからどうするつもりですか?」 唯「映画も見たし、帰ろっか♪」 梓「なんでそうなるんですか…まだ色々行けるじゃないですか!」 唯「色々って?」 梓「買い物行ったり何か食べたり…とにかく、このまま帰るなんて嫌です」 唯「あずにゃん…そこまで私のことをー♪」 梓「ちっちが…いや、違ってはないですけど…えっと…そうだ、これは唯先輩の義務なんです!」 唯「義務?」 梓「そうです!私にあんな映画を見せたんですからおわびしなきゃいけないんです!」 唯「んも~素直じゃないな~♪もっと遊びたいって言ってくれればいいのに~♪」 梓「な…」 私の言葉に、あずにゃんは顔を真っ赤にして硬直していた。 もしかして、図星だったのかな…もちろんこういうあずにゃんもかわいいんだけど。 梓「……」 あずにゃんは意を決したかのように顔を上げると、スッと私の手を掴んだ。 唯「あずにゃん?」 梓「…行きますよ。まずはお昼にハンバーガーでも食べましょう」 唯「わ、ちょっと待ってよあずにゃ~ん!」 私の手を引いて走り出すあずにゃんの横顔は、なんだかとっても楽しそうだった。 どうやら、今日のデートは、まだまだこれからが本番みたいだ。 梓「唯先輩、今日はたくさんおごってもらいますからねーっ♪」 唯「えぇ~!」 fin 172 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/11/19(木) 06 06 06 ID KY1StqFS ハンバーガーショップで食事してる所をたまたま通りかかった澪と律に目撃されて 後日冷やかされる所まで想像した 月曜日:部室 律「んっふっふ~♪梓ぁ、昨日はお楽しみだったなー?」 梓「!!!な・・・何のことですか」 律「しらばっくれても無駄だぞー!昨日偶然あの店を通りかかったらあらビックリ! 唯と梓が仲良くお食事中ではありませんか!」 梓「み、見てたなら声かけてくれればよかったのに(っていや、そんな事になったら折角の・・)」 律「で~と♪だったんだろ?いいねぇ若いもんは」 澪「お前もな」 紬「あら、唯ちゃんと梓ちゃん、昨日はデートだったの?」 唯「うん!昨日はあずにゃんとね~・・」 梓「そんなわけ無いじゃないですか!!な・・・何で私が唯先輩とデ、デ、デートなんか・・・」 唯「え・・・あずにゃん・・・・・・?」 梓「あ!!!い、今のはそういうことじゃなくてなんというか言葉の綾というか身から出た何かで(ry」 ダダダダダッガチャバタン!! 梓「唯先輩!待ってください!先輩!」タタタタガチャッ 唯「ハァッ・・・ハァッ・・・ハァ・・」 梓「ゼェ・・ゼェ・・・唯、先輩・・・違うんです。今のは」 唯「・・・違わないよ」 梓「え?」 唯「私たちは昨日、何も無かったんだよね・・・?」 梓「先輩・・・全部、全部私が・・」 唯「だからさ、あずにゃん。」 梓「・・・?」 唯「今度の日曜日、デート・・・しよ?私達の・・・初めてのデート」 梓「・・・・先輩・・・・」 唯「・・・・・・・・・」 梓「分かりました。でも・・・」スタスタ 唯「・・・ん?」 梓「初めてじゃなくて、二回目です」ギュゥゥッ 唯「あずにゃん・・・」ギュッ 梓「次は唯先輩が行きたい所に、私を連れて行ってください」 唯「うん!次の日曜日が楽しみだね!」 梓「はい、楽しみにしてます・・・♪」 181 :唯と梓のデート2回目[1/7] :2009/11/19(木) 19 22 06 ID 5kwZcUCm 梓「♪~」 紬「こんにちは、梓ちゃん」 梓「あ、ムギ先輩。こんにちは」 木曜日の昼下がり。より具体的に言うならば5限と6限の間の休み時間。私はトイレから教室に戻ろうとした所で、ムギ先輩と遭遇した。 一年生と二年生ではフロアが違うので、(澪先輩は例外として)先輩達に会うことは滅多に無いのだが。 梓「どうしたんですか、こんなところで?」 紬「ちょっとね。職員室に用事があったの」 梓「そうでしたか」 紬「それより、随分ご機嫌みたいだけど?」 梓「あ、え!? そ、そう見えましたか……?」 紬「それはもう。まるで日曜日のデートが待ちきれない恋する乙女のような――」 梓「っ!」 ムギ先輩のその発言に、廊下に屯していたクラスメイト数人が視線を向ける。 私は咄嗟にムギ先輩の口を塞いで、廊下の端っこに連れ込んだ。 梓「(ムギ先輩、一体どこでそのような与太話を?)」 紬「何を言っているの梓ちゃん。ただの比喩よ? それとも本当にデート――」 梓「わぁああああ!!」 その叫びに、またしてもクラスメイト達の視線が私に集まる。 ていうか、なんでこの人普通のトーンで話してるんだよ。わざわざ小声にした私はどこの道化だこのやろう。 どうしたの、梓? という外野からの声に、私は必死になんでもないとアピールする。 そんな私の様子を見て、ムギ先輩は嬉しそうに口元を歪めていた。 梓「もう、有らぬ誤解を招いたらどうするんですか……」 紬「ふふ、ごめんね梓ちゃん。それじゃ、私はそろそろ行くから」 梓「あ、はい。ではまた放課後に」 紬「ええ」 朗らかに挨拶を交わし、ムギ先輩は踵を返した。 そして――、 紬「二週連続なんて、素晴らしいわね」 言い残されたその言葉に、私はがっくりと膝をついた。 梓「……」 なんでバレてんの? ――日曜日。デート当日。 待ち合わせの場所で、私はまたしても待ち惚けを食っていた。 梓「(全く……、今度こそ遅れないでくださいねって、あれほど念を押したのに)」 憤りはしてみたものの、きっとまたあの笑顔で許してしまうであろう自分に嘆息する。 梓「まだかな、唯先輩……」 先輩が来るまでの間、少しだけ思考を巡らせてみることにする。 何について? 決まってる。どうしてムギ先輩にバレているかについて、だ。 一番手っ取り早く導ける解は、律先輩がバラしたってことだろうけど。 しかし澪先輩も一緒なのだから、不用意に言い触らすような状況にはなり得ないとも思う。 となると、律先輩達同様に、先週私と唯先輩が一緒にいるところを目撃していた、か。 梓「……有り得る」 唯「何が有り得るの?」 梓「わぁ!?」 目の前には、小首を傾げて私の顔を覗き込む唯先輩。 両の手でハンドバッグを持ち、後ろ手に組むという愛らしいポージング。 イェス、ストライク。 梓「な、なんでもないです、なんでも」 唯「ふーん……。顔赤いけど、大丈夫?」 梓「こ、これは、その……、暑いから! あー、今日は暑いなー! ……なんて」 唯「えぇ、今日すっごい寒いのに。あずにゃん元気だね」 梓「……」 真に受けられてしまった。 梓「そ、それより遅刻ですよ遅刻! 今度は遅れないからって言ってたじゃないですか!」 唯「えへへ、また楽しみで寝れなくて。ごめんね、あずにゃん」 梓「……べ、別に、いいですけど」 申し訳程度に反省の色を浮かべつつ、残りの8割は照れ笑い。 なんて眩しい微笑みだろうか。再び顔が熱を帯びてきたのを感じて、私は先輩から視線を外した。 外した先にギターケースが鎮座していた。 梓「……あの、唯先輩」 唯「なぁに?」 梓「なんでギター持ってきたんですか?」 唯「え?」 心当たりがない、と言わんばかりにきょとんと目を瞬かせる唯先輩。 視線でギターケースを指し示すと、唯先輩はそれをしばらく見つめて、 唯「あれー? 私ギー太持ってきたんだっけ?」 そんなことを口走った。 梓「いや、覚えててくださいよそれくらい」 唯「んー、おかしいなぁ。持ってきてないと思うんだけど……」 梓「でもそのケース、唯先輩のですよね」 唯「うん、私のだと思う」 どういうことだ? 私は待ち惚けの間ずっとここに立っていたけれど、唯先輩が来るまでこのケースは置いてなかった。 そして、唯先輩がギターケースを持っているシーンも目撃していない。 唯先輩も持ってきてない、と言う。しかし、これは間違いなく唯先輩のものであって……。 ん? ケースから、何か黄色い糸のようなものがはみ出している。 冬へと移ろうこの季節において、尚も燦々と大地を照らす柔らかな秋陽を浴びて、その黄色は煌いた。 黄色? まさか――。 ケースのファスナーを静かに開く。 ビデオカメラを構えたムギ先輩が入っていた。 閉じた。 梓「唯先輩、逃げましょう」 唯「え、なんで?」 梓「なんでもです!」 唯「わ、わっ、待ってよあずにゃん~!?」 唯先輩の手を引いて、私は走り出した。 えっと、今日のデートコースは……。ちくしょう、ギターケースの中のムギ先輩のインパクトが強すぎて完全に飛んだ。 この日の為に念入りに調べてあったのにぃぃぃ!! 脳内で不満をぶちまけながら駅前の喧騒を抜けて、私達は、入り口でカップルが親しげに話している大きな建物の中へと入っていった。 唯「あ、あずにゃん、ちょっと休もうよ」 梓「そ、そうですね……」 入り口にカップル=デートコースと安易に判断してしまったが、強ち間違いでもなかったようで、そこがどこなのかは内装を見てすぐに判断できた。 唯「ボウリングか~」 梓「折角だからやっていきましょうか」 唯「折角って、ボウリングが目的で入ったんじゃないの?」 梓「あ、いえ……、まあ、そうでしたね」 唯「?」 悟られる訳には行かない。 唯先輩には純粋に私とのデートを楽しんでもらいたい。 それに、唯先輩が万が一ムギ先輩の存在に気付いてしまえば、どうせならムギちゃんも一緒に~、とか言い出しかねない。 ムギ先輩には全くそんな気ないだろうけど、それでも私達のデートを阻害する可能性は全て潰さなくてはならないのだ。 受付でレーンの番号を渡され、エレベータで目的の階層へと向かう。 唯「結構混んでるねー」 梓「仕方ないですよ、日曜日ですし」 椅子に荷物を置いて、ボールを取りに行く。 重さは8か9かで迷ったが、唯先輩が10を選んでいたので9を選択した。 荷物を置いた反対側の椅子に座ると、私の真似をするようにして唯先輩が隣に座る。 梓「……っ」 唯「……?」 真横に座られた位でなんで緊張してんだ私。 自分のヘタレっぷりに思わずこめかみを押さえた。 梓「あ、あの、唯先輩」 唯「うん?」 梓「先輩からですよ」 唯「おお、そうだったね!」 唯先輩はそう言って、9ポンドのボールを掴んで放った。 いや、それ私のだよ。10ポンド使え10ポンドー! カラカラン、と音を立ててピンが散る。 倒れたピンの数は――2本。 2本? 梓「あの、唯先輩」 唯「むううう」 梓「ボウリングの経験とかって」 唯「もちろんあるよ!」 梓「アベレージは」 唯「150くらいかな!」 絶対嘘だ。 唯「そういうあずにゃんはどうなのさ」 梓「私は、無難に100前後ですかね」 唯「ふ~ん」 ここで私の脳が、一つの妙案をはじき出した。 せっかくデートなのだ。ただボウリングを楽しんでいるだけでは芸が無い。 梓「先輩、提案があるんですけど」 唯「なぁに?」 梓「勝負しませんか?」 唯「うん、いいけど」 梓「私が負けたらアイス奢ってあげます」 唯「本当に!? じゃあ、私が負けたらあずにゃんにあいs――」 梓「キスしてください、私に」 唯「え……?」 唯先輩は僅かの間、口を開けたまま固まって、 唯「ふ、ふふふ……、良いよ! 私に勝てると思わないことだね!」 上気して顔を真っ赤に染めあげた私に、そう宣言した。 梓「嘘だ」 終わってみれば惨敗だった。 7レーンまで、私は自分の勝利を信じて疑わなかった。 しかしこのお方、恐ろしいことに7レーンから三連続ストライク。所謂ターキーを叩き出してくれやがりまして、私は地に両膝をついて自分の爪を噛むことしかできなかったのでございます。 唯「ふふふ、私の勝ちだね、あずにゃん!」 梓「はいはい認めますとも。あそこまで綺麗な逆転劇魅せられたらいっそ清々しいですもん」 唯「アイス奢ってくれるんだよね」 梓「ええ、もう唯先輩の為ならいくらでも」 唯「……ん~」 唯先輩は少しだけ考えるような素振りを見せて、それから私の顔をじっと見据えた。 梓「? どうしたんでs――」 ――ちゅ。 梓「!」 唯「えへへ、アイスも良いけど、こっちもいいかなって」 梓「あ、あ、う」 唯「……あずにゃん?」 梓「ず、ずるいですよ……、ちゃんと決めたルールには従ってもらわないと」 唯「……そっか、ごめん」 梓「ば、ば……」 唯「ば?」 梓「罰として、もう1回です。もう1回――」 ――パシャ。 パシャ? なんだその効果音。 梓「っ、まさか!」 唯「わあ!?」 突然立ち上がった私に驚き、唯先輩が前のめりに体勢を崩す。 棚ボタと言わんばかりにぎゅっと受け止めて、私は周囲を見渡した。 ごめんなさい唯先輩。構ってあげたいけどそれどころじゃないんです。 ――奴が、奴が来たんだ! 唯「奴って誰?」 梓「いいですか、唯先輩。今貴女は狙われているんです」 唯「え、ええ?」 梓「でも安心してください。私が必ず守ってあげます」 唯「話の展開が読めないよあずにゃん」 気付けば口から出ていたらしく、唯先輩の可愛らしい疑問を優しい嘘を織り交ぜて完璧に諭し、その手を取って再び走る。 ここは、このボウリング場はもうダメだ。 どこか、安全な場所に逃げなくては――! 私と唯先輩の愛の逃避行は続いた。 木を隠すなら森の中、人が隠れるなら人ごみの中、とショッピングモールを二人で歩きつつウィンドウショッピングを堪能し、またしても感じた奴の気配を逸早く察知、 逃げ込んだカラオケで盛り上がりつつも甘いムードを漂わせ、そして今私達は、ファミレスで夕食を摂っている。 長くなりそうだから端折った訳は無い。断じて。 梓「あの、唯先輩。この後予定とかって……」 唯「んー、もう少し一緒にいたいけど、あんまり遅いと憂が心配するからね」 梓「あー、想像できます」 唯「うん、だから今日はこれで解散」 梓「そういうことなら仕方ないですね」 会話を弾ませつつ、食事を口に運ぶ。 唯「そういえば、あずにゃん。結局今日一日、誰から逃げてたの?」 梓「そ、それは、む……むぁ」 唯「むぁ?」 梓「唯先輩は知らなくてもいいことなんです!」 唯「えー、気になるよー……」 梓「……じゃあ」 唯「うん?」 梓「来週も、その……デート、しませんか?」 唯「三週連続? え? 三週連続!?」 梓「なんで2回言ったんですか」 唯「大事なことなので」 梓「嫌なら教えてあげませんよ?」 唯「ち、違うよ、嫌とかじゃなくて、その……嬉しい、から」 梓「珍しいですね、唯先輩が照れるなんて」 唯「もう、からかわないでよー」 ぶーたれる唯先輩に脳内で悶えつつ、私は来週のデートの約束を取り付けた。 食事を食べ終えた私達は、会計を済ませて外へ出る。 梓「うわ、寒っ……」 吹き付ける北風に落ち葉が舞い踊り、アスファルトに擦れて小気味良い音を立てた。 外はすっかり冷え込んで、冬の装いを呈している。 唯「帰ろっか、あずにゃん」 梓「はい」 その寒さに負けぬよう、私達は身を寄せた。 唯「楽しかったね」 梓「走りすぎて疲れましたけどね」 唯「でも、それも映画みたいで楽しかったよ。あ! まだ『むぁ』の正体聞いてないよあずにゃん!?」 梓「発音まで正確に再現しないでもらえますかね」 唯「で、誰なの?」 梓「来週教えてあげますよ」 唯「むぅ。絶対だからね?」 梓「むしろ、自分から正体明かしそうですけどね、あの人」 唯「?」 梓「いえ、なんでもありません」 出来ることならずっと一緒にいたいけれど、それでも別れの時間はやってくる。 梓「ここまで、ですね」 唯「うん。今日はありがとね、あずにゃん」 梓「こちらこそです。来週、楽しみにしてますから」 唯「……うん」 梓「……」 唯先輩の顔が赤い。 私も顔が熱い。きっと唯先輩と同様、朱に染まっているのだろう。 冷たい風がそっと頬を撫でて、その熱を冷ましてくれているかのようだった。 これは、つまりあれですか。 ボウリングの時の様なほっぺにちゅーとかじゃなくて、もっとこう恋人同士のそれが必要な時――という認識で宜しいのでしょうか唯先輩。 心の中でそう問うも、返事は返ってこなかった。 僅かの間見つめ合う。 心なしか、その瞳は潤んでいるような気がした。 一歩、前へ出る。 唯先輩の顔が、そっと近付く。 梓「……目、閉じてもらえますか?」 唯「……」 その言葉に、唯先輩は瞼を閉じる。 周囲に人影は無く、音という音が一切消失したような感覚に陥る。 自分の胸の鼓動だけが、ハッキリと聞こえる。 それは先輩に近付く程早く、触れる度激しく波打つ。 私は少しだけ背伸びして、唯先輩の背に手をまわして―― ――パシャリ。 梓「……」 唯「……え?」 梓「台無しだろ眉毛ぇぇぇっーーーー!!」 とりあえずキレた。 来週に続く。……かもしれない GJ! -- (名無しさん) 2009-11-20 17 38 08 沢庵空気読めwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- (名無しさん) 2010-02-12 15 54 16 眉毛wwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- (名無しさん) 2010-08-08 10 05 03 百合神はこうでなくては -- (名無しさん) 2010-08-08 22 30 47 ムギ・・・・・空気嫁よ!!!! -- (名無しさん) 2010-08-28 20 32 52 すっごくいい!沢庵もいいww -- (名無しさん) 2011-05-02 21 44 49 沢庵…空気読めぇ〜wwwwwwwwwwwwwww -- (名無しさん) 2012-08-29 13 43 50 眉毛おいwwww -- (名無しさん) 2012-10-18 21 34 19 おい眉毛www -- (名無しさん) 2013-02-06 03 22 15 唯が照れる瞬間はかわいいのう -- (名無しさん) 2020-02-04 23 51 37 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 1・2.「ぐにゃあ~ ”首折り男の周辺”」 3.「デコマンコ」 4.「魔法少女 平沢唯!」 5.「さわちゃん…”これが桜高軽音部の日常”」 6.「結婚式」 7.「替え歌」 8・9.唯「ムギちゃんって乳輪大きいよね」 10~12.「ウォシュレット」 13.「将来の夢」 リスト 2011/01/02 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1293979131/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 極端にえぐいのは無い?し、そこそこ楽しめた。 ただ、10~12はちょっとという感じ。 -- (名無しさん) 2015-11-24 22 30 31 紬「ちんぽこ♪」 紬「短いの『たん』、短いおちんこってことね」 につきますね!えっちなムギちゃんかわいい! -- (名無しさん) 2014-07-13 20 38 52 最後2つが面白かった 先生の天下無双ー!って言ってみたいわ -- (ななし) 2013-03-06 02 25 55 橋本モリスンが面白かったです -- (名無しさん) 2012-08-04 22 22 27 最終的な展開は知らないが、唯がギー太を売るってとこで読むのやめた -- (辛苦@..) 2012-07-29 01 41 49 ブロリー もしけいおん!がこんな銀魂をすごく悪化させたようなアニメなら俺は京都アニメーションを破壊するだけだ -- (名無しさん) 2012-05-26 22 34 38 10~12.「ウォシュレット」はひどすぎ -- (千葉の男) 2011-12-14 00 45 05 SATOSHI~‼ -- (あずにゃん) 2011-08-27 08 43 05 なんかいろいろと・・・すごいな。 -- (通りすがり) 2011-06-10 17 42 10 紬は陥没乳首 -- (名無しさん) 2011-06-10 08 52 45
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けいおん! アニメ「けいおん!」に関する情報を集めているページです。 あらすじ 私立桜が丘高校に入学した1年生の平沢唯は新しいことを始めようとするが何も思いつかず、2週間もの間部活の入部届けを書けずに日々を過ごしていた。 同じく1年生の田井中律は幼馴染で一緒に入学した秋山澪と共に軽音楽部の見学に行こうとするが、部員が前年度末に全員卒業してしまったため、4月中に新入部員が4人集まらなければ廃部になると聞かされる。合唱部の見学に来るつもりで間違えて軽音楽部に来てしまった1年生の琴吹紬は、律と澪の掛け合いを聞いているうちに彼女達が気に入り、入部することに同意する。3人は部の存続のため、あと1人を入部させるべく勧誘活動を開始した。 そんな時、軽音楽部の存在を知った唯は「軽い音楽って書くから、簡単なことしかやらない」と思い入部届けを出してしまう。本来の活動内容を知って自分にはバンドはできないと思い、入部を取り消してもらおうと部室に訪れた唯だったが、3人の演奏を聴いて心を動かされ正式に入部した。 こうして集まった4人は唯の楽器購入を手始めに、練習・合宿・学園祭とゼロからの音楽活動を行っていく。(Wikipedia) 関連サイト TBSアニメーション・けいおん!公式ホームページ Wikipedia-けいおん! 無料動画 YouTube-けいおん! ニコニコ動画-けいおん! 更新ブログ #blogsearch2 ニュース 「TVerフェス!WINTER2021」<全タイトル紹介>ドラマ&アニメが大量“無料”見放題 (2021年12月10日) - エキサイトニュース くらもちふさこ原作、朗読劇「いつもポケットにショパン」シリーズ第2弾が上演 俳優・声優陣8組が日替わりで出演 - http //spice.eplus.jp/ Wikipediaのジミー・ウェールズがNFTのオークションを宣伝して編集者の怒りを買う - GIGAZINE “クリスマス”アニメといえば?「東京ゴッドファーザーズ」や「School Days」、「アイカツ!」“斧”シーンも人気!「毎年見たくなる」【#クリスマスツリーの日】(アニメ!アニメ!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “姉”キャラといえば? 「リゼロ」ラム、「名探偵コナン」毛利蘭…戦っても強いお姉さんが上位に!<21年版>(アニメ!アニメ!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “ほっこり日常”や“食”のドラマが今ウケるわけ/「阿佐ヶ谷姉妹」「珈琲いかがでしょう」etc.(女子SPA!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【けいおん!】「放課後ティータイム」で一番好きな曲はどれ?【人気投票実施中】 | ねとらぼ調査隊 - ねとらぼ 2021年生まれ「名前ランキング」に登場するアニメキャラ イケメンを連想させる「蓮」(マグミクス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『けいおん!』吉田玲子が描く青春SF NHKドラマ『17才の帝国』制作決定 - KAI-YOU 「らしんばんラジオ」12月パーソナリティの狩野翔さんインタビュー│『けいおん!』から『伝説の頭 翔』まで、狩野さんの思い出の作品とは? - アニメイトタイムズ 【京アニ】京都アニメーションのテレビアニメ作品で好きなのは? 3作品を紹介(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『けいおん!』中野梓のコスプレ特集!さまざまな衣装をまとった“あずにゃん”をお届け! - アニメイトタイムズ 声優「竹達彩奈」さんが演じたテレビアニメキャラで一番好きなのは?(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【キャラ誕生日まとめ】11月26日~12月3日生まれのキャラは? 「吸死」ドラルクから「君の名は。」瀧/三葉まで - アニメ!アニメ!Anime Anime 佐々木敦&南波一海の「聴くなら聞かねば!」 7回目 後編 松隈ケンタとアイドルソングのメロディを考える(音楽ナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「ハルヒ」「らき すた」「けいおん!」楽曲もスペシャルカバーでお披露目! 京アニ初の音楽フェス開催(アニメ!アニメ!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 日本の文化を愛する上海発ハイブリッド美少女のLiyuu「日本のアニメの中でしか出てこないセリフなんだとずっと思っていました」(2021年11月21日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 竹達彩奈、日向坂46・丹生明里の“愛”に笑顔「こっち側ですね(笑)」(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <新宿アニソンスコープ>「バンドリ!」カバーアルバム第6弾が首位 「マクロスF」3年ぶりシングル、楠木ともりのEPも(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース フュージョンバンドTRIX、アニソンカバーAL『CoverX』発売(BARKS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 声優・米澤円、第2子女児出産を報告「楽しみながら日々お世話していきたい」(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース VTuber「VERSEⁿ」アニメPV&キャラ解禁 制作に『けいおん!』堀口悠紀子ら - KAI-YOU 「京アニ」人気作品投票1位に「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 作画の美しさも話題(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【京都アニメーション】おすすめしたい「京アニ」作品ランキング! 第3位は「涼宮ハルヒの憂鬱」!(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 好きな「音楽漫画」ランキング! 『けいおん!』『NANA-ナナ-』を抑えた1位は? - auone.jp 『けいおん!』等の描きおろしも…「まんがタイムきらら」連載作品のイラスト等集めた展示会 名古屋(東海テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『けいおん!』堀口悠紀子、『かぐや様』赤坂アカら参加 VTuberプロジェクト「VERSE」始動(クランクイン!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を手がけた京都アニメーションって? - GQ JAPAN 【『けいおん!』平沢唯役の豊崎愛生さんも】10月28日がお誕生日の声優さんは? - アニメージュプラス 【まんがタイムきらら】アニメ化した作品人気ランキングTOP33! 第1位は「けいおん!」【2021年最新投票結果】(1/5) | ねとらぼ調査隊 - ねとらぼ <コスパより、けいおん! 薄手ドライパーカーがAnimo(アニモ)にて新発売>10月18日より予約販売開始! - PR TIMES 「けいおん!」放送から10年以上…久しぶりに“あずにゃんペロペロ(^ω^)”しませんか? 中野梓のフルグラTシャツ(アニメ!アニメ!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『踊る!さんま御殿!!』声優・竹達彩奈さん、今田耕司さんの番組に出演し『けいおん!』中野梓のセリフを披露したものの……!?【番組レポート】 - アニメイトタイムズ <竹達彩奈>今夜「さんま御殿」出演 「けいおん!」“あずにゃん”ボイスに奈緒感動(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【けいおん!】【ゆるキャン 】など「まんがタイムきらら」のアニメ化作品で一番好きなのはなに?(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 映画『けいおん!』定価のギー太も余裕で買えます。唯たちの卒業旅行を今やったらいくらかかる? - パッシュ編集部 我妻ゆりか “けいおん”女子が水着に…「ボールがあったので遊びまくってしまいました」 - TV LIFE 声優・寿美菜子さん、『やがて君になる』『けいおん!』『響け! ユーフォニアム』『IDOLY PRIDE』『アイカツ!』など代表作に選ばれたのは? − アニメキャラクター代表作まとめ(2021 年版) - アニメイトタイムズ 『平家物語』で名タッグ再び 山田尚子×吉田玲子が描いてきた心情描写の妙(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ラフシモンズから『けいおん!』をモチーフにした新作コレクション登場 | HYPEBEAST.JP - HYPEBEAST 寿美菜子、イギリスのホリデー満喫中!映画「けいおん!」の舞台となった場所も【寿美菜子のAnother Wonderland in the UK 第17回】 - アニメ!アニメ!Anime Anime 音楽で老化予防、埼玉にスタジオと楽器備えた介護施設オープン - SankeiBiz アニソンは世界で戦える…「けいおん!」「リゼロ」主題歌を手掛けたTom-H@ckが語るジャパニーズサブカルの未来(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “おでこ”キャラといえば? 2位は「コナン」園子と「けいおん!」律が同票、1位は…【女性キャラ編】 - アニメ!アニメ!Anime Anime “おで娘(こ)”は好きですか?「けいおん!」律、「アイマス」伊織、「ぱにぽに」都…“おでこ”が魅力のキャラ5選 - アニメ!アニメ!Anime Anime 『バンドリ』に客が流れた? 元祖バンドアニメ『けいおん!』がオワコンにな?... - まいじつ “Tシャツ”キャラといえば? 3位「けいおん!」平沢唯 、2位「ハイキュー!!」西谷夕、1位は… - 超! アニメディア 京アニ放火2年、ファンらが追悼 「けいおん!」の舞台、豊郷小旧校舎群 - 中日新聞 声優・日笠陽子さん、『戦姫絶唱シンフォギア』『けいおん!』『生徒会役員共』『ハイスクールD×D』『妖狐×僕SS』など代表作に選ばれたのは? − アニメキャラクター代表作まとめ(2021 年版) - アニメイトタイムズ 京都アニメーション、久しぶりの自社CM 微細な映像表現が圧巻の30秒 - KAI-YOU けいおんの楽曲はかっこよさの中に温かさが感じられて聴くと笑顔になれる! - あにぶ 竹達彩奈さんお誕生日記念!一番好きなキャラは? 3位「けいおん!」中野梓、2位「SAO」リーファ、1位は…<21年版> - アニメ!アニメ!Anime Anime 「けいおん!」声優の米澤円が第2子妊娠を報告「安定期に入りました」 - ニッカンスポーツ まんがタイムきらら×叡山電車コラボ10周年、「けいおん!」ヘッドマークや缶バッジ - ナタリー 『けいおん!』×「GILD design」のコラボアイテム「GILD design ジュラルミンカードケース」の受注を開始!!アニメ・漫画のコラボグッズを販売する「ARMA BIANCA」にて - PR TIMES 社会現象を巻き起こした人気アニメ,けいおん! 秋山澪 1/8 PVC塗装済み完成品フィギュア (京アニショップ限定)の偽物と本物!パチモンNO!T-BASE T - valuepress 【けいおん!】「放課後ティータイム」メンバー人気ランキングTOP5! 第1位は「中野梓」に決定!【2021年最新結果】(1/2) | ねとらぼ調査隊 - ねとらぼ 芸人&日本語学者のサンキュータツオが「けいおん!」シリーズを語る! - ホミニス のん、コピーバンド時代「けいおん!すごい参考に」 (2021年3月22日) - エキサイトニュース のん、コピーバンド時代「けいおん!すごい参考に」 - ナリナリドットコム 春が来ると思い出すアニメは? けいおん!、四月は君の嘘、CCさくら…出会いや別れのシーンで“桜”が印象的な作品が人気♪<21年版> - 超! アニメディア これもう本物じゃん! 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次の日の放課後 さわ子「みんな!曲を作って来たわよ!」 唯「ほんと!?」 律「やったー!!」 梓「今日こそ練習できるね!」 澪「どんな曲なんだろう…」 紬「なんかちょっとドキドキしてきちゃった」 和「せんせー、早く聞かせてよ!」 さわ子「はいはい、それじゃ音楽室に行きましょうか」 さわ子「先生の友達に手伝ってもらってね、CDを作ってきたのよ」 唯「おおー!」 律「なんかかっこいいなー!」 紬「そういえば、先生もバンドやってたんだよね?」 和「その人たちのことかー」 さわ子「え、えぇまあ…もう昔のことだけどね…」 梓「先生、早く早く!」 澪「もう、梓ちゃん、落ち着いて…」 さわ子「あら、ごめんなさいね、じゃあこれがみんながやる曲、」 さわ子「翼をください、と、桜小校歌よ」 (それぞれ放課後ティータイムの翼をください、桜高校歌のギター、ベースがアコーディオンってか鍵盤ハーモニカみたいな音、キーボードと主旋律がピアノ、ドラムが小太鼓くらいに考えてください。 それでテンポが若干遅めくらいで。 ちなみに自分自身全く想像がつきません。ロックとはそういうもの) 唯澪律紬梓和「……」ポー さわ子「どうかしら?」 唯「すごい…なんだかよくわからないけど、すごい!」 律「うん、なんだかよくわからないけどかっこいいよ!」 澪「なんだかよくわからないけど…ワクワクする感じ…」 さわ子「あ、あなたたち…もっとちゃんとわかってよ…」 紬「先生!すごいかっこいいよ!」 梓「うん!」 和「でもこれやったとして…いつ発表するの?」 さわ子「ふふ、そのへんも抜かりはないわ!」 唯「?」 さわ子「今度合唱コンクールがあるでしょう、それをやる前にみんなの前で発表する時間を取れるようにしてあります!」 律「すげー!」 紬「でも、合唱コンクールって…もう来月だ!」 梓「あんまり時間はないね…」 澪「…大丈夫だよ」 和「澪ちゃん?」 澪「大丈夫。きっとうまくいくから。私もがんばるから、みんなと一緒に」 律「澪ちゃん…そうだね!悩んでる時間はないよ!」 紬「練習しよう!それしかないよ!」 梓「うん!」 唯「じゃ、今日もムギちゃんちに集まって練習しよう!」 さわ子「ストップ!」 澪「先生?」 和「どうしたの?」 さわ子「あなたたちが練習するって言っても、そのうち遊びになっちゃうんじゃない?」 唯「ぎくっ」 さわ子「昨日も紬ちゃんちに行ったみたいだけど、ちゃんと練習できた?」 澪「ぎくっ」 さわ子「どうせおしゃべりになっちゃうでしょ?」 律紬梓和「ぎくぎくっ」 さわ子「ふう…そんなことだと思ったわよ…だからね」 唯「?」 さわ子「ここで練習しなさい!」ババァーン 梓「え?」 紬「ここって…音楽室?」 和「使っていいの?」 さわ子「ええ、私も一応唯ちゃんにバンドの話しちゃった責任みたいなのもあるし…ここまで来たら、とことんやるわ!」 唯「気にしなくていいのにー」ユイユイ 律「先生が教えてくれるのー!?」 さわ子「ええ、だからみんな、1ヶ月後の合唱コンクールに向けて、がんばってね!先生もがんばるわ!」 澪「…はい!」 唯『それから私たちは、来る日も来る日も練習しました』 唯「~~♪♪」 さわ子「ん?唯ちゃん、アコーディオン弾きながら歌えるの?」 唯「うん、歌っちゃだめなの?」 さわ子「ううん、楽器弾きながら歌えるのってすごいことなのよ、唯ちゃん。だからびっくりしちゃった」 唯「えへへ…」テレ さわ子「そしたら唯ちゃん、コーラスも一緒にやってみない?」 唯「コーラス?」 さわ子「ええ、それができたら最高にかっこいいわよ!」 唯「!やる!!」 律『先生ががんばって教えてくれたので、私たちもがんばれました』 律「~~~いぇーい!!」ドゴドン さわ子「んー、りっちゃんは運動神経いいからか、手がよく動くわねー」 律「でしょ!!」 さわ子「でもそのせいで、みんなより全然早くなっちゃってるわよ。ドラムっていうのは、リズムが大事なのよ」 律「うーん…」ブー さわ子「んー…そうだ!りっちゃん、シンバルも入れてみましょう!これをこうして…」 律「あ!これ、テレビでみたドラムの人も叩いてた!」 さわ子「こうすれば、動きが増えるぶん、リズムを維持できるはずよ。りっちゃん、難しいけど、できる?」 律「もちろん!!」 紬『私たちの演奏は、まだまだ下手ですが、がんばって演奏します』 紬「~~♪」 さわ子「紬ちゃんはやっぱりピアノ上手ねぇ」 紬「紬ちゃんじゃなくて、ムギちゃん!」ムギュ! さわ子「ふふ、ごめんなさいね。でもこれだけ弾けるなら…ムギちゃん、間奏の部分でソロパートやってみない?」 紬「そろ?ソロって、あのギターでピロピロってやるやつ?」 さわ子「ええ、難しいけど、ムギちゃんならできるはずだし、できたら最高に盛り上がるわ!」 紬「うん!やってみる!」 律「そろそろ時間だな」 紬「そうね~・・・又来ようねっ!」 律「あぁ!」ガチャ 「~♪」 「~♪」 紬「結構他の人の歌も聞こえるのね~」 律「たまにめっちゃ上手い人とかいるぞ?」 紬「そうなん・・・あれ?この声・・・」 律「ん?知り合いか~?」 「~」 律「この声・・・」 梓『少しでも上手に弾いて、山中先生に恩返しをしたいです』 さわ子「んー…梓ちゃんはやっぱり育った環境がいいのかしらね、いいセンスしてるわ」 梓「ほんと?やった!」 さわ子「ええ、一つ年下なのにすごいわ。梓ちゃん、みんなのことは好き?」 梓「うん!大好き!お姉ちゃんがたくさんできたみたい!」 さわ子「ふふ…でも梓ちゃん、演奏のときはあなたがみんなを支えてあげるのよ」 梓「?」 さわ子「あなたは他の子よりもたくさん音楽を聞いているはずだし、楽器の経験もある。ある意味、梓ちゃんのほうが先輩なのよ」 梓「先輩…」 さわ子「だから、あなたがみんなの演奏を支えてあげるの。梓ちゃんのパートのベースっていうのは、そういうパートなのよ」 梓「…わかった!!」 澪『……』プルプル 律『(澪ちゃん!今更恥ずかしがってないで!)』 梓『(そうだよ!大丈夫だから!)』 紬『(私たちならできるよ!)』 唯『(澪ちゃん、がんばろう!)』 さわ子「澪ちゃん、上手じゃない!」 澪「上手じゃないよー…恥ずかしいし…やりたくないなぁ…」 さわ子「もう…澪ちゃん!!」 澪「ひっ!な、なに?」 さわ子「絶対大丈夫、絶対成功するわ!先生、嘘ついたことないでしょ?」 澪「…うん」 さわ子「その先生が言うんだから、澪ちゃんは絶対上手く歌えるわ。自信を持って!」 澪「…うん!」 和「みんな、がんばってー!」 さわ子「澪ちゃーん!!がんばれー!!」 唯『先生…』 律『澪ちゃん!』 紬『がんばろう!』 梓『みんな一緒だよ!』 澪『(和ちゃん、先生、みんな…よし!)聞いてください!放課後ティータイムで、翼をください!!』 律『わんつ、すりふぉ!』 …………… コンクール終了後 唯澪律紬梓「せんせー!!!!」ガバッ さわ子「きゃあ!?もう…でもみんな、よくがんばったわ!完璧よ!!」 唯「やったー!」 律「へへ、私のおかげだな!」 梓「違うもん!私のおかげだもん!」 紬「私だってがんばったよー!!」 澪「もう…ケンカしないの」ニコニコ さわ子「しかし、なんかみんな今回のバンドを通じて、なんだか大人っぽくなってきたわね…成長してるわ」 律「へへ…」 唯「先生!私決めたよ!」 さわ子「ん?なぁに?」 唯「おっきくなったらね、バンドやるの!今度は本物の!!」 さわ子「!!」 唯「それで今度は私はギターでね、ぎゅいーんって…みんなもやろ!!」 紬「やるやる!」 梓「私もギターやりたい!」 律「私は当然ドラムだよ!澪は?」 澪「私は…また、歌いたい…!」 唯「またバンドやろうよ!みんなで!!」 澪律紬梓「おー!!」 さわ子「ふふ…楽しみにしてるわ」ニコ 放課後 和「お疲れ様!すごいかっこよかったよ!」 唯「和ちゃん!ありがとう!」 和「そういえば、放課後ティータイムだっけ?いつ名前なんてつけたの?」 紬「本当につけたのは直前なんだけどね」 梓「先生がこれにしなさいって…」 澪「何か思い入れでもあるのかな?」 律「まあいいじゃん!それより将来のバンドの話しようよ!」 唯澪律紬梓和「きゃいきゃい」 ?「…おい、聞いたか?今の小学生の会話!」 ?「バンドだって!あんなちっちゃいのに…かーわいい!」 ?「将来バンド組むんですってね、素敵だわぁ…」 ?「まったく…先輩たちは、モチベーションではあの小学生に負けちゃってますよ!」 ?「そのとおり!お前ら、後輩にこんなこと言われるなよ…」 ?「すいやせーん…」 ?「…よーっし!!」ダッ ?「おい、どこ行くんだよ、唯!!」 唯「すう……みんなー!!がんばってねー!!」 唯「絶対、絶対!楽しいからー!!!」 唯澪律紬梓和「……?」 おしまい 戻る あとがき おわりです。 ありがとうございました。 終わりかたは急に思いついたので…DQ6的なものだと思ってください
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戻る ふむ。 -- (通りすがり) 2011-05-18 22 50 58 ムギちゃんらしいといえばらしいですね -- (名無しさん) 2011-05-19 07 05 55 澪が大活躍だったな。思考や、突っ込みが やたら鋭かった。 澪以外にもキャラ全員がよく動いていて 読みやすかった。 -- (SS廃人) 2011-05-19 21 34 00 むぎちゃんはしつこい -- (名無しさん) 2011-06-08 23 23 55 斉藤→ムギ読みたい! -- (名無しさん) 2011-07-02 06 32 19 まさに執事ノート -- (名無しさん) 2011-07-02 08 11 39 百合以外受け付けない俺でも楽しく読めたわ -- (名無しさん) 2011-07-20 01 29 55 こういうムギはいいね。 唯も比較的まともだし。 澪ゲロや唯のおち〇ぽ大好きの奴と同じ作者とは思えないくらい綺麗なSSでした。 -- (名無しさん) 2011-08-23 23 57 41 けいおんで男絡む奴って、大概は作者が作ったオリジナルの男で気持ち悪いが 斉藤さんは好きだ -- (名無しさん) 2011-08-24 00 54 34 これゲロ澪の人のなの!? しんじられん -- (名無しさん) 2011-08-24 14 37 20 斉藤さんが紳士ですごくかっこいい。 ムギも健気だけど素直じゃないところが可愛らしい。 これはいい作品だ。 -- (名無しさん) 2015-05-20 23 01 48 ムギ斉藤いいよね。 -- (名無しさん) 2015-05-22 00 37 38 これは綺麗でいい話。 -- (名無しさん) 2015-12-29 22 59 35
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2の1 純「あ~!やっと授業おわったよ~!」 憂「ふふ、お疲れ様♪」 梓「まあ、このあと部活あるけどね」 純「あー、めんどくさ…」 梓「ジャズ研そんな面倒なの?」 純「いやいや、実際楽しいし でも行く前はなんか面倒くさくなる時あるじゃん?それだよ」 梓「私はそんなことないけど… それに純はいつも言ってるじゃん」 純「梓は真面目だからね… 憂なら分かってくれるよ!」 憂「へ?」 純「ねえ、憂!」ずいっ 憂「……」ニコニコ 憂「…?」 純(そうか、憂は帰宅部じゃねえか…!)キュピーン 純「私の味方はいないのかあ!!」 憂「え、ええ!?わ、私はいつでも純ちゃんの味方だよ?」 純「なにも分かってない、憂は!」 憂「??」 梓「はあ…バカバカしい……」 純「あ、そうだ!梓!」 梓「なに?」 純「けいおん部に行こう!」 梓「はい?」 ・・・・・・ 部室 がちゃ 梓「お疲れ様でーす」 律「おう、梓」 純「こ、こんにちは~!」 唯「あれ?」 梓「ちょっと来たいって言ったんで連れて来ました」 律紬「佐々木さん!!」びしっ 純「す、鈴木ですう!!」 律紬「あれ…?」 澪「こら!」ごん 律「ぐふっ」 律「うが~…」 紬「……」じー 澪「! ……?」 紬「はあ…」 澪「?」 律「あー…」 澪「なに…?」 律「まあ、純ちゃんってのは覚えてんだけどな なあムギ」 紬「う、うん」ショボ 純「いい加減覚えてくださいよ…」 唯「私は覚えてるよ! 鈴木純ちゃん!ほら!!」 律「名乗った後に言っても説得力ないぞー」 梓「ていうか純、どうしていきなり来たのよ?」 純「へ?」 澪「ジャズ研は大丈夫なのか?」 純「あう…」 純「だ、だって…私もお茶飲んだりお菓子食べたりしたいも~ん!!」 梓「は、はあ?」 純「ジャズ研行ったらすぐ練習だしさ~」 澪「それはいいことだと思うけど…」 梓「……はっ!」 梓(私、ツッコめなかった!この空気になれてる!?) 純「たまには一息入れたい!」 紬「お茶やお菓子ぐらいならいつも出しても構わないけど?」 純「え、マジですか!? って違うんです!そんながめつい理由じゃなくて!」 唯(釣られた) 律(一瞬だけむっちゃ顔うれしそうだった) 純「ティータイムが目当てなんじゃなくて、何て言うんだろう… ちゃんと練習もやりたいけど、いつもお茶もしたいっていうか…」 梓「結局お茶したいだけじゃん」 純「そうじゃなくて…もう、むきーーー!!!」ワシワシ 澪「ついに壊れた…」 唯「ていうかさー、それなら純ちゃん、けいおん部に入れば良かったのに」 純「」ぴたっ 純「……」 純「いや…だってそれは………ねえ?」 梓「私に同意を求めてきても無駄だよ」 律「よっしゃー!!それなら、だ!」 澪「なによ?また変なこと考えてるんじゃないだろうな」 律「けいおん部が羨ましいけど、けいおん部には入りたくない…それを解消する方法がある!」 紬「なあに?」 律「第一回!純ちゃんとけいおん部部員が二人きりになって、けいおん部の雰囲気を味わわせてあげよう大会いいい!!」 唯「どんどん!パフパフ~!!」 梓「…なんですか、それ」 澪「ていうか、二人きりって絶対普段のけいおん部の雰囲気は出ないだろ」 律「面白ければいーんだよ!」 紬「私は大賛成よ~♪」 澪「なにを考えてるムギ」 紬「澪ちゃん!けいおん部以外のお友達と触れ合うことも大切なの!」 澪「ま、まあそうだけど…」 律「ムギ……」 紬「これをきっかけとして、けいおん部以外の部活の人達も… また新たな扉が開かれるわ……うふふふふふふ」じゅる 澪「やっぱりそこか」 律「ムギェ……」 律「まあとにかく決行ー!」 唯紬「おー!!」 純「マジですか…」 純「……」ちら 澪「?」 純「や、やりましょう!ぜひ!!」 律「よおーっし! んじゃトップバッターは誰だあ?」 唯「ほいっ!私が行きます!」 律「おう、任せたぞ 唯捜査官!」 梓「本当にやるんですか」 律「ったりまえだろー!」 紬「私達は移動しましょう」 律「澪も、ほら」 澪「あ、ああ」 律「それじゃあな~」 ばたん 純「……」 唯「えへへ」 純(まあ澪先輩が来るまで適当にやり過ごすか…) 唯「純ちゃん!」ずいっ 純「は、はい?」 唯「もふもふ入りまーす!!」ばっ だきっ 純「き、きゃあああああああ!!」 ・・・・・・ 純「ぐあー…」ぐたー 唯「純ちゃんのもふもふ可愛いよね~」 純(なるほど、梓が愚痴るのも分かる) 純「…可愛いですかね、これ」 唯「うん」 純「実はこのくせ毛、コンプレックスなんですよね」 唯「コン…え?」 純「劣等感を感じてるというか…」 唯「れ……え?」 純「…もういいです」 唯「それにしても純ちゃん、可愛いな~」 純「な、なんですかいきなり」 唯「あずにゃんや憂も可愛いし、二年生は可愛い子ばかりだね!」 純「まあ憂や梓は可愛いと思いますけど… あ、そうだ 憂の話…聞かせてくれません?」 唯「ふえ?」 純「なんか気になって」 唯「えへへ、いいよ~」 純「幼稚園の時はどんな感じでした?」 唯「うーん、いつも一緒にいたよ 憂ったらいつも私の傍にいてね…可愛かったな~」 純(どうやらシスコンなのは憂の一方的ではないらしいな) 唯「あ、でもね 私が小学校に入ると憂だけ幼稚園に残って…憂は泣いてたけど、一年たてばまた一緒にいれるよって言ってあげたんだあ その一年でだいぶたくましくなったみたいで…小学校じゃ、『どっちがお姉ちゃん?』状態だったよお」 純(そのころから自立していたのか…!) 唯「そして中学入ったら、お母さん達があまり家にいなくなって憂が家事をし出したんだあ」 純「へ~、偉いですね」 唯「うん!いつもいつも感謝してる! まあ口に出すのは照れ臭いけどね」 唯「あっ、もうこんな時間だね 15分ごとに交替だった!」 純「そうなんですか?」 唯「うん!それじゃあね、純ちゃん!」 純「はい!」 ばたん 純「ふう…なんか和んだな~」 こんこん 純「あ、どーぞお」 純(って偉そうだな私) がちゃ 紬「こんにちは~♪」 純「あ…えと」 紬「ムギでいいわよ?」 純「あ、じゃあムギ先輩」 紬「ええ、私も純ちゃんって呼ぶわ♪」 純「は、はい」 紬「」ニコニコ 純(なんか可愛らしい人だな~ 話したことないな) 紬「」ニコニコ 純「……」 紬「」ニコニコ 純(な、なんも話すことない~!! どうしよう…なにが好きとかわかんないよ) 紬「純ちゃん」 純「ひ、ひゃい!?」 紬「ふふ…つかぬことを聞くけど…いいかしら?」 純「な、なんでしょう?」 紬「澪ちゃんのどこが好きなの!?」 純「は、はひい!?」 紬「あら…純ちゃんは澪ちゃんが好きって聞いたけど」 純「あ、憧れてるだけで好きとは…」 紬「そうなの?梓ちゃんからそうやって聞いたけど」 純(梓め…) 紬「じゃあ梓ちゃんが好きなの?」 純「なんでそうなるんですか!!」 紬「えー、でもこの前言ってたじゃない 『諸君、私は梓が好きだ 諸君、私は梓が好きだ 諸君、私は梓が大好きだ 浅頭筋が好きだ下垂体が好きだ 唾液腺が好きだ筋紡錘が好きだ 視床下部が好きだリンパ腺が好きだ 生殖器が好きだ甲状腺が好きだ骨格筋が好きだ 平原で街道で 塹壕で草原で 凍土で砂漠で 海上で空中で 泥中で湿原で この地上に存在するありとあらゆる生物の中で最も梓が好きだ 梓!私だ、結婚してくれ!』って」 純「どこの少佐ですか!そんな演説してないです!てかただの変態じゃないですか!」 紬「あれは流石の私も引いたわ」 純「引いたんですか!?」 紬「それよりもお茶にしましょうか 純ちゃん、ティータイムしたいようだし」 純「そ、そんなことないですけど…」 紬「うふふ♪」 かちゃかちゃ 純「で、でも梓のことは好きですよ」 紬「へ?」 純「も、もちろん友達としてですけど!一緒にいて楽しいし、ああ見えて優しいし…?」 紬「」ぼたぼたぼたぼた 純「って、お茶に鼻血たれてるう!!」 紬「あ、ついうっかり…」 純「もう、はいティッシュです 拭いてあげますよ」 紬「へ!?い…」 純「?」さっ 紬「!?」 ぶしゃあっ!! 純「ぎゃあー!!!」 ・・・・・・ がちゃ 律「おーい、時間だ…ぞ……」 紬純「……」 律「部室中血まみれじゃねえか!何があった!!」 紬「ご、ごめん…つい鼻血を……」 律「またかよ」 純(また!?) 律「まあいいや、私がやっとくよ 交替だし、ムギはとりあえず唯たちのとこ行っとけ」 紬「う、うん」 ばたん 律「はあ…こりゃひでえなあ 鈴木さんも手伝ってくれ」 純「あ…はい」 ・・・・・・ 律「ふうっ!きれいになったな!これでいいだろ」 純(へえ…) 純「律先輩ってだらしない先輩だって思ってたけど、意外としっかりしてるんだ…」 律「声に出してるぞ」 純「はうっ!」 律「まあいいや んじゃ、時間もないし…とりあえずなんか話すか なんかある?」 純「特に律先輩と話すことはないですね」 律「おい」 純「ていうか、唯先輩とムギ先輩が相手で疲れましたよ…」 律「私は慣れてるけどな」 純「とりあえずツッコミはうんざりなんで、ボケに回ります」 律「私もボケがいいけど」 純「普段は梓がツッコミしてくれるんで気楽なんですけどね」 律「私は澪とだとボケかな~」 純「憂はくせ者ですね」 律「唯も相当だぞ」 純律「……」 純「なんか似た者同士ですね私達」 律(さしずめ、純ちゃんと憂ちゃん、梓の関係は梓とムギがいないけいおん部ってところなんだろうな) 純「あれ、もう時間ですよ?」 律「うはっ、ホントだ!早っ!」 律「んじゃ交替だな!ばあい」 ばたん 2 戻る
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唯「み、みんなぁぁーー」 澪「唯!」 紬「やっと…到着ね」 律「遅い!!」 ザワ…ザワ… 梓「…い、今さら何ですか」 唯「……ご、ごめんなさいっ!!」 唯「私、軽音部やめたくないっ! …っぐ」 唯「でも…なんて謝ればいいかぁ…ぐすんっ」 梓「あ…」 斬鬼「……」ス…ポン 唯「ふ、ふぇ…?」 唯「あ、あの…」 律「斬鬼さんが、失敗は誰にでもあるって…」 斬鬼「……」コクコク 律「これからはみんなに心配かけさせるなよ…だって」 澪「だ、だからなんでわかるんだよ!?」 斬鬼「……」ポン 唯「あ…ありがとうございますっ」 斬鬼「ここからはお前の出番だ。後は任せたぞ」ポンポン…スッ 唯「は、はいぃっ!!」 「スーツの人が帰られるぞ!」 「わー!きゃー!わー!きゃー!」 「ザンキサーン」 澪・律・紬・梓(普通に喋れたんだ!?) … ワーム(紬?)「グギョグゴギッ…ディケイドぉぉ!」 士「しつこい奴だ」 ワーム「タダでは死ねないのよっ」 士「このけいおんの世界を滅茶苦茶にしておいてなにがタダだ」 ワーム「黙れ!」 … 唯「よっ…こいしょっと」 ザワ…ザワ… 唯「えっと、皆さんこんにちは! 放課後ティータイムです」 憂「お姉ちゃーん!」 ユウスケ「あーずにゃーん!」 純(このお兄さん何なの!?) 唯「今日は私が遅れちゃって…た、大変ご迷惑をおかけして…」 「がんばってー」 唯「あ、あう…えっと…つ、次の曲! ふわふわ時間ー!」 律「1、2、3、4! 1、2、3、4!」カンカンカンカンッ (http //www.youtube.com/watch?v=LL9wbhma5Kg) 『君を見てるといつもハートどきどき~』 士「無事に始まったか…」 ワーム「何、この不協和音は!」 ワーム「なんて醜い音なのかしら! こんなもの…ディケイド諸共ぶち壊してやる」 士「…お前は可哀想な奴だな」 ワーム「なんですって…?」 士「お前にはこれが不協和音にしか聞こえないということが可哀想だって言ってるんだ」 『あーあ、神様お願い~』 士「俺にはこれほど楽しそうな演奏はないと思えるんだがな」 ワーム「そぉぉれがなんだってのよぉおおぉぉぉ!!」グワッ 士「音楽を楽しむこともできない、ただ力を振るうことしかない!」ブゥゥン カメンライドゥ ディケイド! ワーム「あああぁあぁああぁあぁ!!!」 ディケイド「本当に…可哀想な奴だ!!」 ファイナルアタックライドゥ ディディディディケイド!! ディケイド「たあああぁぁあああぁあぁあああぁ!!!!」 … 唯「今夜ーもーおー休み!」 唯「ふわふわ時間~♪」 澪「ふわふわ時間~♪」 ジャジャッ、ジャジャッ ジャーン! 「わ~!」「きゃ~!」 ユウスケ「うおおおお」 純「ひっ」 夏海「すごいっ…すごいです!」 憂「お姉ちゃーん!」 唯「けいおん! 大好きぃ~~!!」 … ワーム「うっ…ぐ……」シュー… 士「聞こえたか? あいつらの音、歌」 ワーム「ぐぅっ…っ…」 士「…ちゃんと演奏できたんだな。正直驚いた」 ワーム「なんなのよ…なんなのよ…」 ワーム「あなた…いったい、なんなのよ…」 士「通りすがりの仮面ライダーだ! 覚えておけ…」 ワーム「ち、ちくしょ…ちくしょおおぉぉおぉお!!」ドカーン 士「…ふん」 部室! 律「いやぁ~、よかった! よかった!」 梓「よくないです! 唯先輩、ギター酷かったじゃないですかっ」 唯「あ、あははは」 紬「まぁまぁ、終わったことだし」 梓「もぉ…」 澪「何はともあれだよ」 ガチャリ ユウスケ「すごかったぞー!」 夏海「私、感動しちゃいましたっ」 憂「お姉ちゃん! すごかった!」 律「おー、聞いててくれたんだ!」 澪「な、なんか照れるなぁ…」 さわ子「一時はどうなるかと思ってたけど…結果オーライってところかしら」 士「まぁまぁだった」 唯「士お兄さん!」 紬「聞いててくれたんですか?」 士「ちょっとだけだがな。まぁ、本当にお前らが軽音部だったと始めて思い知らされたよ」 律「な、なんだとー!」 紬「り、りっちゃん。落ち着いて」 梓「唯先輩、遅れた罰として今度私たちにアイス奢ってください」 唯「え!? そ、そんないきなり…」 梓「当然の報いです! そうでしょう?」 律「はい、賛成」 紬「異議なしでーす」 唯「む、ムギちゃんまで!?」 澪「たまには…な?」クス 唯「え、えー…」 ユウスケ「…いやー、なんとかなって良かったよ」 夏海「本当ですね」 憂「へ?」 士「…おい、お前ら」 律「ん?」 士「写真を撮ってやる。そこに集まれ」 梓「写真?」 律「お、いいなぁ! はい、みんな集合~」グイグイッ 澪「ちょ、律っ」 紬「きゃっ」 唯「ピース!」 カシャ 士「ふっ、なかなかよく撮れたんじゃないか?」 ユウスケ「つ、士…俺にも撮らせてくれよ」ハァハァ 夏海(ユウスケ…) ユウスケ「…結局、この世界ですべきことって」 夏海「そういえば…」 士「こいつらの記念写真を撮ってやることだろ」 ユウスケ「え!? なんだそれ!?」 士「そういうことだった、ってことだ」 夏海「でも…この世界らしいですよね」 ユウスケ「まぁ、そうだな」 唯「ねぇ、やっぱりアイスは…」 梓「ダメです!」 律「おう!」 唯「やーん…」 光家(平沢家) 唯「もう行っちゃうの?」 士「ああ」 夏海「ずっと長居するわけにもいきませんもんね」 唯「そういえばここってウチでもあるんだっけ」 憂「わ、忘れないでよ…」 ユウスケ「うう…あずにゃんとの別れが名残惜しい…」 士「じゃあ残るか?」 ユウスケ「いいのか!?」 夏海「ちょっ!?」 士「…馬鹿言ってないでさっさと行くぞ。お前たち二人は一旦外へ出てくれ。そしたら3分後ぐらいに家に入れば全て元通りだ」 唯「う、うん…」 唯「……」 ユウスケ「じゃあね。唯ちゃん」 夏海「いつかまた!」 唯「あぅ…」 士「…そういえば」ゴソゴソ 士「忘れるところだった」ス 唯「あ、昨日撮った写真…」 士「あいつらにも見せてやれ」 唯「うんっ」 唯「……」 唯「ありがとう! 色々と…私、これからもみんなと頑張ってくよ!」 士「そうか。…それじゃあな」 唯「忘れないから! お兄さんたちのこと絶対、いつまでも忘れないからね!」 ガチャリ…バタン 士「…ふふ」 夏海「士くん、今笑いました?」 士「笑ってねぇよ」 栄次郎「おわわ…」 ガララ…ピカーン 士「次の世界か」 夏海「んー? これは…」 士「どこかの…都市か?」 ユウスケ「学園都市…!!」 夏海「学園都市?」 キバーラ「ほらほら、そんなの行けば分かることでしょー? はい、出発~」 士「……けいおんか…」 士「ユウスケ、後でBDを俺に寄越せ」 ユウスケ「へ?」 … 憂「お姉ちゃん、そろそろいいんじゃないかな?」 唯「あ…うん」 唯「し、失礼しまーす…」ガチャリ 「……」 憂「元通り、だね」 唯「うん…」 憂「もしかしてまだいたりしないかなって、期待してた?」 唯「えへへ、ちょっぴり」 唯「でも、もういいんだ。お兄さんたちはお兄さんたちで大変なんだろうし!」 憂「そっか」 唯「……あ!」 憂「え!?」 唯「か、カブト…TUTAYAのレンタル期間過ぎちゃってるよぉ!」 憂「え、えー…」 後日談! 澪「けっきょく何だったんだろうな…あの人たち」 梓「本当ですよ」 律「まぁ、楽しかったからいいじゃない!」 梓「私とムギ先輩は散々だったじゃないですか!」 紬「あ、あはは…」 唯「仮面ライダ~ 仮面ライダ~」ジャララーン 律「いきなり弾き語り!?」 唯「急にやりたくなっちゃってぇ」 律「…だったらみんなでやるか!」 梓「や、やるかって…それをですか?」 紬「たまにはいいわよね♪」 澪「もう…好きにして」 唯「ライダ~ ライダ~♪」 … ドーン…シュッ 一方通行「ンだとォ!?」ズガガガガガ! ディケイド「学園都市1位…所詮、名ばかりってところか?」ス 一方通行「あァッ!? なンなンだよォ! てめェはよォーッ!!」 ディケイド「ふん、通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」ブゥゥン 御坂「すごい…! あの一方通行を…」 上条「な、なんだアレ?」 お わ り 補足 ※ 320 律「ディケイドもだけど…こんな仮面ライダー、私知らないぞ」 一応 320で律がディケイドについて知らないと言わせたんだが、 この世界ではディケイドとWは放送されていないということにしてほしい。 戻る
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紬「さわ子先生、どうでしたか?」 さわ子「ええ、すごくよかったわ!」 憂「はい、皆さんかっこよかったです!」 唯「いえーい、うい、ぴーっす!」 憂「お姉ちゃんかっこいい!」 さわ子「さ、みんな練習疲れたでしょう! 実は花火持ってきたのよ! これからやらない?」 律「お、さわちゃんさすが!」 純「やっぱり花火……、いいですね!」 澪「おい、まだあんまり練習……、まぁ、いいか……」 梓「そうですね、今のすっごくよかったですし……」 純「おっ、梓の口からそんな台詞が聞けるとはー」 梓「そ、せっかく先生が花火もって来てくれたんだから、それで……」 素直じゃないですなあ、梓ちゃんたら。 ~~~~~ 唯「二刀流ー! りっちゃん覚悟ー!」 律「なにー?! ならわたしは……」パクッ 律「はんほうりゅうらー(三刀流だー)!」 唯「あははは! りっちゃん口から火ぃ噴いてる! あははは!!」 さわ子「こら! あなたたち、危ない遊びしない!」 憂「お姉ちゃん、めっ!」 律唯「ひゃい……」 純「梓ー、線香花火? 風情があっていいねえ」 梓「ちょ、純いま集中してるから話しかけないで」 純「むー、なーに真剣になってんのさ」 線香花火、集中……。 あぁ、火の玉を落とさないようにしてるのかな? 純「へっへー、梓ー、わたしにも見せてー」 ババッバババッ 純「おぉ、閃光がほとばしり始めたね!」 梓「落とさないようにするのが大変なんだよね……」 純「梓、知ってた? このオレンジの光、触っても熱くないんだよ、ほら」さっ バババッババッ 梓「そんなの常識でしょ」 純「えっそうなの?」 自慢げだった分ちょっと恥ずかしい。 律「肝試しをしよう!」 唯「いっえーい!」 澪「き、肝試し?! ぜ、絶対やだぁ!」 律「おやー? 澪しゃん後輩の前でそんななさけない姿を晒していいのかなあ?」 澪「ふ、ふっ、純、梓、憂ちゃんが怖がるだろうと思って、わたしが反対しただけだ!」 純「はい! やりたいです!」 憂「あ、じゃあわたしも……」 梓「……」ノ 澪「あ、梓まで……、む、無理しなくて、いいんだぞ?」ブルブル さわ子「じゃあくじ引きでペアを決めましょ! 二人ペアで、脅かし役も二人ね!」 ペアで肝試しかー、澪先輩とがいいなぁ……。 脅かし役も楽しそうだけど……、 紬「脅かし役……やってみたーい……!」 律「わたしもやりたいぞー!」 ……ムギ先輩に脅かし役が当たりますように、律先輩は当たりませんように……。 さわ子「さぁ、くじを引きなさい!」 順々にくじを引いていく、わたしのペアは、誰だろう……? 急遽開催された"どきっ!? けいおん部だらけの肝試し大会(こんにゃくもあるよ!)"。 脅かし役は、ムギ先輩とさわ子先生。さわ子先生が凶悪だ……。 そして第一陣、唯先輩と憂の、平沢シスターズ。 唯「憂、もしお化けが出てもわたしが守ってあげるからね……!」キリッ 憂「お姉ちゃんカッコいい!」 この小芝居はお約束なのだろうか。 第三陣、律先輩と澪先輩、幼馴染ペア。 澪「よりによって律となんて……、うぅ……」 律「まぁまぁ、後輩の前でびくびくするよりはいいじゃん?」 仲むつまじいことである。 そして第二陣、わたしと梓の新入部員ペア。 純「梓、怖かったらいつでもいっていいからねー」 梓「……純こそ」 なかなか順当な組み合わせである。 唯「じゃあ、りっちゃん隊員! いってきます!」びしっ 律「おう、無事を祈る! 唯隊員!」びしっ びしっと敬礼をして、平沢シスターズが林の中に入っていった。 この隊員ごっこ、いつかわたしも混ぜられるんだろうか……。 ~~~~~ 唯先輩と憂が林の中に入っていって、数分がたった。 第二陣のわたしたちもそろそろ林の中に入らなければ。 純「梓、そろそろいこ」 梓「うん、行こうか」 林の中に入っていくと、結構暗くて、怖い。 懐中電灯の明かりだけが頼りだ。 ムギ先輩から渡された林の地図を見ながらコースを確認する。 計算すると……約一キロのコースだ。 湿気の高い林の中は脅かし役がいなくても、十分雰囲気がある。 純「け、結構暗いね……」 梓「うん……」 あれ、なんか背骨が妙にがくがくする。 ……梓の手前、怖がってるなんて思われたくない……。 純「さ、さわ子先生とムギ先輩、どんな脅かしかたしてくるかな?」 梓「そりゃあ……こんにゃくとか……」 「ほぎゃああああ!! う、ういぃい! たすけてえええ!!」 「お姉ちゃん落ち着いて!」 純「……」 梓「……」 ……どちらからともなく、わたし達は手を繋いだ。 梓「い、今の声、唯先輩と憂だよね……」 純「さわ子先生とムギ先輩……、こりゃあ、手ごわいよ……」 ――ざっざっざっ…… 純「……なんか変な足音聞こえない?」 梓「……聞こえる気がするね……」 梓「うわあああなんか後ろが気になってきたあああ……!」 純「奇遇だね梓、わたしも後ろが気になってきてるんだよ……」 ――ざっざっざっ…… 梓「こうなったら、いちにのさんで振り返ろう、純」 純「うん、梓。いち」 梓「にの」 純梓「さん!」くるっ 「じゅ……ん……あず……さ……!!!」 純梓「ぎゃあああぁぁああぁぁあああぁあ!?!?!??」 なななななにあれ!?!?! さわ子先生の変装!? なんか変な仮面かぶって……こわっ! わたしたちは何者かを確認して、叫び声をあげて、同時に駆け出した。 こんな本気出してくるとは思ってなかった! さわ子先生、あの人ホント大人気ない! 純「な、な、な、なにあれ! めっちゃ怖かったんだけど!!」 梓「さ、さわ子先生だと思うけど! 前のほうで唯先輩たちの叫び声が聞こえたから、そっちにさわ子先生がいると思ったのに!」 純「じゃあ、憂たちをあそこまでびびらせたのは……ムギ先輩ってこと?」 梓「ゆ、ゆだん、出来ないね……」 ちょっと、帰りたくなってきた……。 純「あれ、絶対澪先輩泣いちゃうよ……やりすぎでしょ……」 梓「ていうか澪先輩、絶対怖がりだよね、隠そうとしてるけど」 純「うーん、まぁそれもまた、澪先輩の魅力って言うかね」 梓「澪先輩、かっこよくていいよね。唯先輩なんて、いっつもなまけてばっかりで……」 純「と、いいつつもなんだかんだ仲良くやってるじゃん」 わたしは知っている。 梓が新歓ライブを見て、唯先輩に憧れて入部したことを。 梓「そ、そりゃ、唯先輩も、やるときはちゃんとやってくれるし……」 純「憧れの先輩なんでしょー?」 梓「……まぁ……」 あれ、珍しく素直だ。雨でも降るんじゃないのかな。 純「そろそろ……唯先輩と憂が脅かされたポイントにつくんじゃないかな……」 梓「うん……、純、周り警戒しといてね……」 純「梓こそ、ちゃんと照らしてよー……」 がさがさっ 純「梓!」 梓「うん!」 物音から左前方から聞こえる。 梓が音の聞こえたあたりを照らすと、木陰で何かが動いているようだ……。 ムギ先輩と思われる。枝を揺らして、がさがさ音を さわ子「わあああああっ!!!!」 ぎゃああああああああああ!?!?!?! わたしの足首を何者かががっしとつかんできた。やばい転ぶ引きずり込まれる。 純「あずさあああ……! た、たすけっ、ひいぃい!!」 梓「じゅん! 落ち着いて、さわ子先生だから!」 さ、さわ子先生? ……はぁ、よかった……。 さわ子「大成功ねムギちゃん!」 紬「後は澪ちゃんたちだけですね!」 無邪気にハイタッチを交わす二人、くそう……まんまとはめられた……。 純「あずさあ……ほんっとに怖かった……」 梓「二人がかりで来るとは、思ってもみなかったよね……」 純「……え」 梓「……あ」 いや、口にするまい……。 梓「……残りの道は、走ろっか……」 純「うん、わたしもいま無性に走りたい。一刻も早く走り出したい」 なんか後ろから闇に押されてるような、よくわかんない恐怖を感じる。 さわ子先生とムギ先輩は、これから来る幼馴染ペアの脅かす義務があるから、悪いけど置いていかせてもらおう。 純「い、いやー! びびったね! さわ子先生もムギ先輩も! やるね!」 梓「そ、そうだね! あの変装とか……」 純「その話はやめよう」 ああ、梓が言うから思い出してしまった。 でもやっぱり確認せずにはいられない。 あの仮面をかぶった人間みたいなものは……ほんとにさわ子先生だったのだろうか? 服装さっきと違ったし……わざわざ着替えるわけもない……。 考えちゃダメだ考えちゃダメだ……。 「…け………い?」 「うん………かな……」 おや、前方にいるのは平沢シスターズ。 走ったからか、いつの間にか追いついていたようだ。すごく安心する。 梓「唯先輩、憂!」 唯「あ、あずにゃん、純ちゃん、さわちゃん先生すっごく怖かったね!」 純「二人がかりは卑怯ですよ……、足首掴まれた時は心臓飛び出るかと……」 憂「お姉ちゃん、すごくびっくりしちゃってね――」 唯「おっとうい、わたしに恥をかかせる気かな?」 純「憂、あれは掴まれた側にしかわからないよ……」 梓「純、取り乱して"あずさああ!あずさああ!!"って必死だったもんね」 純「いやそこまではなってない」 ……と、信じたい。 ――"どきっ!? けいおん部だらけの肝試し大会(こんにゃくはなかった!)"は、澪先輩があまりの恐怖に気絶したところで、閉幕した。 ……なんか澪先輩がだんだんかわいそうになってきた。 さわ子先生もさすがにやりすぎたと、反省しているようだ。 花火の煙や、肝試しで冷や汗をかかされたので、もう一度、お風呂に入った。 非常に有意義な一日であったと、湯船につかりながら振り返る。 純「けいおん部最高ー……」 律「おっ、純、けいおん部は最高だろー?」 純「はい、もう毎日合宿すればいいのに……梓もそう思うでしょ?」 梓「確かに、機材とかも充実してるしね。……ほんとはもっと練習したかったけど……」 純「なーに言ってんの、あんだけはしゃいでたくせに」 梓「まぁ、一日くらいは、こういう日があってもいいかもね」 唯「あずにゃん、一日といわず、二日三日遊ぼうよおっ」 梓「ダメです、ちゃんと練習はしなきゃ。……めりはりをつけるために、ときどきは、いいですけど」 唯先輩が梓にじゃれついている。 なんとも心癒される光景だ。 ……梓もけいおん部というぬるま湯に、もはや肩までつかっている。 そのことに気づくのは、いつのことだろうか、なんて考えながら、お湯から上がった。 お風呂に入った後だからか、血行がいい。 血行がいいから、汗が出る。 汗が出るから、涼しいところに行きたい。 連想ゲームのように思考を進めていると、わたしの足は自然とベランダに向かっていた。 純「あ、澪先輩」 澪「ん、純か」 純「となり、座ってもいいですか?」 澪「うん、いいぞ」 偶然、ラッキー。 澪先輩と二人きりでお話……。 前までは緊張してただろうけど、合宿に来てから、澪先輩のことをより身近に感じれるようになった。 純「今日はいろいろと、災難でしたね……」 澪「……はは、かっこ悪いところ見せちゃったかな」 純「いえ、なんていうか……、嬉しかったです、こう、澪先輩の知らなかった一面を知ることができたというか」 澪「そ、そうか……、それならよかった。……合宿、楽しかったか?」 純「それはもちろん! すごく楽しかったです! けいおん部入って、ほんとによかったなーって」 澪「……遊びだけが部活じゃないからな?」 純「うっ……わかってますって」 純「ところで澪先輩、肝試し中の話なんですけど……」 澪「な、なな、なんだ純」 純「実は、さわ子先生でも、ムギ先輩でもない人が、あの林にいた可能性がありまして……」 澪「いやいやいやないないない、何を言っているんだ純」 澪先輩は、やっぱり、からかいがいのある人だ。 それと、怖がらせがいも。 純「梓に聞いてみます? 変な仮面をかぶって、わたしたちの名前を呼ぶんですよ」 澪「うわぁああ! やめてくれえぇええ!」 純「だから怖いから、澪先輩、いっしょの部屋で寝てくれませんか……?」 澪「へっ」 澪「あっ、ああ! そういうことだったのか! そういうことなら、うん、いいぞ!」 純「いやあ、今晩は怖くて一人じゃ眠れそうになくて……、ほら、一人一部屋じゃないですか」 澪「そうだな、確かに、一人一部屋は贅沢だしな!」 純「ありがとうございます。澪先輩!」 ――しめしめ今晩は澪先輩と二人っきりだと思ってたら律先輩が部屋に押しかけてきた。 この二人ほんとに仲いいなぁ、間に割って入れない。 いつかはもっと、近づきたいと心に決めて、わたしは一人先に寝入るのであった。 そんなこんなでけいおん部の愉快な仲間たちの合宿が、終わった。 愉快な仲間たちが一人増えた。 わが親友平沢憂である。 梓と憂とわたしで、三人組のバンドでも組もうかという話にも至った。 ビーチバレーではボロ負けだったけれど、音楽では負けない! と、梓は息巻いている。 合宿先から帰ってきて、一日あけて、現在。 ミスドで会議中です。 梓「純、節制を心がけるんじゃなかったの?」 純「いや、自分の気持ちに素直になろうと思ってさ」 梓「素直な食欲だね……」 憂「急に、ごめんね、入部するなんて……」 純「確かに……学校祭までに間に合うかなー?」 憂「せめて合宿前に言うべきだったよね……」 純「うそだよ、憂が入ってくれてすごく嬉しいよ」 梓「おかげでもうひとつバンド組めるんだからね!」 そう、もうひとつバンドを組むからといって、先輩方と演奏できないわけではない。 部活動だし、人数が多いほど楽しくできるだろう。 憂みたいな子ならなおさらだ。 純「いやー、それにしても、合宿楽しかったねー」 梓「うん、楽しかった」 憂「ところで梓ちゃん、合宿の日の夜、肝試しのことが怖くてお姉ちゃんの部屋に行ってたってほんと?」 梓「なっ……唯先輩……内緒にしてって言ったのに……///」 純「おやあ、梓、かわいらしいところあるねえ」 ……といいつつ、内心ひやひやである。 澪先輩が口外することはないだろうけど……、律先輩にネタにされそうだ。 梓「ああもう……澪先輩の部屋に行けばよかったかな……」 純「まぁまぁ、同じパートの先輩と親睦を深めるのは大事だよ、うん」 ポンデリングの最後のもちもちを口に含みながら、思う。 入部してよかった、と。 きっとあの時入部していなかったら、梓からの話を聞いて、羨ましい羨ましいって嫉妬していただろう。 それはそれで、楽しそうな毎日だけど……。 純「なにはともあれ、あれだね、あれ」 憂「?」 純「けいおん部最高!」 おわり! 戻る
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2の1 純「あ~!やっと授業おわったよ~!」 憂「ふふ、お疲れ様♪」 梓「まあ、このあと部活あるけどね」 純「あー、めんどくさ…」 梓「ジャズ研そんな面倒なの?」 純「いやいや、実際楽しいし でも行く前はなんか面倒くさくなる時あるじゃん?それだよ」 梓「私はそんなことないけど… それに純はいつも言ってるじゃん」 純「梓は真面目だからね… 憂なら分かってくれるよ!」 憂「へ?」 純「ねえ、憂!」ずいっ 憂「……」ニコニコ 憂「…?」 純(そうか、憂は帰宅部じゃねえか…!)キュピーン 純「私の味方はいないのかあ!!」 憂「え、ええ!?わ、私はいつでも純ちゃんの味方だよ?」 純「なにも分かってない、憂は!」 憂「??」 梓「はあ…バカバカしい……」 純「あ、そうだ!梓!」 梓「なに?」 純「けいおん部に行こう!」 梓「はい?」 ・・・・・・ 部室 がちゃ 梓「お疲れ様でーす」 律「おう、梓」 純「こ、こんにちは~!」 唯「あれ?」 梓「ちょっと来たいって言ったんで連れて来ました」 律紬「佐々木さん!!」びしっ 純「す、鈴木ですう!!」 律紬「あれ…?」 澪「こら!」ごん 律「ぐふっ」 律「うが~…」 紬「……」じー 澪「! ……?」 紬「はあ…」 澪「?」 律「あー…」 澪「なに…?」 律「まあ、純ちゃんってのは覚えてんだけどな なあムギ」 紬「う、うん」ショボ 純「いい加減覚えてくださいよ…」 唯「私は覚えてるよ! 鈴木純ちゃん!ほら!!」 律「名乗った後に言っても説得力ないぞー」 梓「ていうか純、どうしていきなり来たのよ?」 純「へ?」 澪「ジャズ研は大丈夫なのか?」 純「あう…」 純「だ、だって…私もお茶飲んだりお菓子食べたりしたいも~ん!!」 梓「は、はあ?」 純「ジャズ研行ったらすぐ練習だしさ~」 澪「それはいいことだと思うけど…」 梓「……はっ!」 梓(私、ツッコめなかった!この空気になれてる!?) 純「たまには一息入れたい!」 紬「お茶やお菓子ぐらいならいつも出しても構わないけど?」 純「え、マジですか!? って違うんです!そんながめつい理由じゃなくて!」 唯(釣られた) 律(一瞬だけむっちゃ顔うれしそうだった) 唯「ていうかさー、それなら純ちゃん、けいおん部に入れば良かったのに」 純「」ぴたっ 純「……」 純「いや…だってそれは………ねえ?」 梓「私に同意を求めてきても無駄だよ」 律「よっしゃー!!それなら、だ!」 澪「なによ?また変なこと考えてるんじゃないだろうな」 律「けいおん部が羨ましいけど、けいおん部には入りたくない…それを解消する方法がある!」 紬「なあに?」 律「第一回!純ちゃんとけいおん部部員が二人きりになって、けいおん部の雰囲気を味わわせてあげよう大会いいい!!」 唯「どんどん!パフパフ~!!」 梓「…なんですか、それ」 澪「ていうか、二人きりって絶対普段のけいおん部の雰囲気は出ないだろ」 律「面白ければいーんだよ!」 紬「私は大賛成よ~♪」 澪「なにを考えてるムギ」 紬「澪ちゃん!けいおん部以外のお友達と触れ合うことも大切なの!」 澪「ま、まあそうだけど…」 律「ムギ……」 紬「これをきっかけとして、けいおん部以外の部活の人達も… また新たな扉が開かれるわ……うふふふふふふ」じゅる 澪「やっぱりそこか」 律「ムギェ……」 律「まあとにかく決行ー!」 唯紬「おー!!」 純「マジですか…」 純「……」ちら 澪「?」 純「や、やりましょう!ぜひ!!」 律「よおーっし! んじゃトップバッターは誰だあ?」 唯「ほいっ!私が行きます!」 律「おう、任せたぞ 唯捜査官!」 梓「本当にやるんですか」 律「ったりまえだろー!」 紬「私達は移動しましょう」 律「澪も、ほら」 澪「あ、ああ」 律「それじゃあな~」 ばたん 純「……」 唯「えへへ」 純(まあ澪先輩が来るまで適当にやり過ごすか…) 唯「純ちゃん!」ずいっ 純「は、はい?」 唯「もふもふ入りまーす!!」ばっ だきっ 純「き、きゃあああああああ!!」 ・・・・・・ 純「ぐあー…」ぐたー 唯「純ちゃんのもふもふ可愛いよね~」 純(なるほど、梓が愚痴るのも分かる) 純「…可愛いですかね、これ」 唯「うん」 純「実はこのくせ毛、コンプレックスなんですよね」 唯「コン…え?」 純「劣等感を感じてるというか…」 唯「れ……え?」 純「…もういいです」 唯「それにしても純ちゃん、可愛いな~」 純「な、なんですかいきなり」 唯「あずにゃんや憂も可愛いし、二年生は可愛い子ばかりだね!」 純「まあ憂や梓は可愛いと思いますけど…あ、そうだ憂の話…聞かせてくれません?」 唯「ふえ?」 純「なんか気になって」 唯「えへへ、いいよ~」 純「幼稚園の時はどんな感じでした?」 唯「うーん、いつも一緒にいたよ 憂ったらいつも私の傍にいてね…可愛かったな~」 純(どうやらシスコンなのは憂の一方的ではないらしいな) 唯「あ、でもね 私が小学校に入ると憂だけ幼稚園に残って…憂は泣いてたけど、一年たてばまた一緒にいれるよって言ってあげたんだあ その一年でだいぶたくましくなったみたいで…小学校じゃ、『どっちがお姉ちゃん?』状態だったよお」 純(そのころから自立していたのか…!) 唯「そして中学入ったら、お母さん達があまり家にいなくなって憂が家事をし出したんだあ」 純「へ~、偉いですね」 唯「うん!いつもいつも感謝してる! まあ口に出すのは照れ臭いけどね」 唯「あっ、もうこんな時間だね 15分ごとに交替だった!」 純「そうなんですか?」 唯「うん!それじゃあね、純ちゃん!」 純「はい!」 ばたん 純「ふう…なんか和んだな~」 こんこん 純「あ、どーぞお」 純(って偉そうだな私) がちゃ 紬「こんにちは~♪」 純「あ…えと」 紬「ムギでいいわよ?」 純「あ、じゃあムギ先輩」 紬「ええ、私も純ちゃんって呼ぶわ♪」 純「は、はい」 紬「」ニコニコ 純(なんか可愛らしい人だな~ 話したことないな) 紬「」ニコニコ 純「……」 紬「」ニコニコ 純(な、なんも話すことない~!! どうしよう…なにが好きとかわかんないよ) 紬「純ちゃん」 純「ひ、ひゃい!?」 紬「ふふ…つかぬことを聞くけど…いいかしら?」 純「な、なんでしょう?」 紬「澪ちゃんのどこが好きなの!?」 純「は、はひい!?」 紬「あら…純ちゃんは澪ちゃんが好きって聞いたけど」 純「あ、憧れてるだけで好きとは…」 紬「そうなの?梓ちゃんからそうやって聞いたけど」 純(梓め…) 紬「じゃあ梓ちゃんが好きなの?」 純「なんでそうなるんですか!!」 紬「えー、でもこの前言ってたじゃない 『諸君、私は梓が好きだ 諸君、私は梓が好きだ 諸君、私は梓が大好きだ 浅頭筋が好きだ下垂体が好きだ 唾液腺が好きだ筋紡錘が好きだ 視床下部が好きだリンパ腺が好きだ 生殖器が好きだ甲状腺が好きだ骨格筋が好きだ 平原で街道で 塹壕で草原で 凍土で砂漠で 海上で空中で 泥中で湿原で この地上に存在するありとあらゆる生物の中で最も梓が好きだ 梓!私だ、結婚してくれ!』って」 純「どこの少佐ですか!そんな演説してないです!てかただの変態じゃないですか!」 紬「あれは流石の私も引いたわ」 純「引いたんですか!?」 紬「それよりもお茶にしましょうか 純ちゃん、ティータイムしたいようだし」 純「そ、そんなことないですけど…」 紬「うふふ♪」 かちゃかちゃ 純「で、でも梓のことは好きですよ」 紬「へ?」 純「も、もちろん友達としてですけど!一緒にいて楽しいし、ああ見えて優しいし…?」 紬「」ぼたぼたぼたぼた 純「って、お茶に鼻血たれてるう!!」 紬「あ、ついうっかり…」 純「もう、はいティッシュです 拭いてあげますよ」 紬「へ!?い…」 純「?」さっ 紬「!?」 ぶしゃあっ!! 純「ぎゃあー!!!」 2
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けいおん! 2010年5月28日発売。 NEXT:ひだまりスケッチ けいおん!スターターデッキと同時発売。 プレシャスメモリーズの記念すべき第1弾。人気アニメ『けいおん!』のカードを収録。 第1期をテーマとしており、イラストも基本的に2009年のものが多い。第2期はけいおん!!Part1を参照。 カードナンバーは赤→青→黄→緑の順で振られている。 基本セットであるためか、全177種類と非常に多い。 収録カードリスト ()はサインカードのレアリティ。 ☆はパラレルあり。 ※はスターターにのみ収録。 キャラクタカード ナンバー カード名 色 C S AP DP 星 01-001 《平沢 唯》※ 赤 4 1 40 40 3 01-002 《平沢 唯》☆ 2 2 20 20 1 01-003 《平沢 唯》☆ 2 1 0 0 4 01-004 《平沢 唯》 2 2 20 20 1 01-005 《平沢 唯》☆ 1 2 10 20 1 01-006 《平沢 唯》☆ 0 1 10 10 1 01-007 《中野 梓》☆ 1 2 20 10 1 01-008 《真鍋 和》☆ 0 1 - - 1 01-009 《平沢 憂》☆ 2 2 20 20 1 01-010 《平沢 憂》 0 2 - - 1 01-011 《平沢 唯》☆ 4 1 40 30 4(5) 01-012 《平沢 唯》☆ 3 2 20 30 4 01-013 《平沢 唯》 3 2 30 30 3 01-014 《中野 梓》 3 2 30 30 2 01-015 《平沢 唯》 3 2 20 30 2 01-016 《秋山 澪》 1 1 30 20 3 01-017 《琴吹 紬》 2 2 20 20 1 01-018 《中野 梓》 2 2 20 20 3 01-019 《平沢 唯》 1 2 10 20 2 01-020 《秋山 澪》☆ 3 2 30 30 3 01-021 《田井中 律》 2 1 30 10 3 01-022 《琴吹 紬》 2 2 10 30 2 01-023 《琴吹 紬》 2 2 10 20 2 01-024 《田井中 律》☆ 3 1 20 20 4 01-025 《秋山 澪》※ 青 4 1 40 40 3 01-026 《秋山 澪》 3 2 30 30 2 01-027 《秋山 澪》 2 2 20 20 1 01-028 《中野 梓》※ 4 1 40 40 3 01-029 《中野 梓》☆ 2 2 20 20 1 01-030 《秋山 澪》☆ 1 2 10 20 1 01-031 《秋山 澪》 0 1 10 10 1 01-032 《田井中 律》 2 2 20 20 1 01-033 《真鍋 和》 2 2 20 20 1 01-034 《秋山 澪》☆ 4 1 40 30 4(5) 01-035 《秋山 澪》☆ 3 2 30 30 4 01-036 《秋山 澪》 3 1 30 20 3 01-037 《山中 さわ子》☆ 2 2 40 40 4 01-038 《山中 さわ子》 1 2 10 10 2 01-039 《平沢 唯》☆ 2 2 20 20 1 01-040 《田井中 律》☆ 2 2 20 10 1 01-041 《秋山 澪》☆ 3 2 30 30 2 01-042 《琴吹 紬》☆ 2 2 20 20 3 01-043 《中野 梓》 3 2 20 30 3 01-044 《平沢 唯》 1 2 20 20 1 01-045 《琴吹 紬》 2 2 10 20 1 01-046 《秋山 澪》☆ 3 2 30 30 1 01-047 《秋山 澪》 3 2 20 20 1 01-048 《中野 梓》☆ 3 1 30 20 3 01-049 《中野 梓》 2 1 20 20 3 01-050 《平沢 憂》 0 1 - - 2 01-051 《田井中 律》※ 黄 4 1 40 40 3 01-052 《田井中 律》 2 2 20 20 1 01-053 《平沢 唯》 2 2 20 10 2 01-054 《田井中 律》☆ 1 2 20 10 1 01-055 《田井中 律》☆ 0 1 10 10 1 01-056 《田井中 律》☆ 4 1 40 30 4(5) 01-057 《田井中 律》☆ 3 2 30 30 3 01-058 《田井中 律》 3 2 30 30 2 01-059 《平沢 唯》☆ 2 2 20 20 2 01-060 《秋山 澪》 2 2 20 10 2 01-061 《田井中 律》☆ 2 2 20 10 1 01-062 《中野 梓》☆ 3 2 30 30 4(5) 01-063 《中野 梓》☆ 2 2 20 20 1 01-064 《田井中 律》 2 2 20 10 3 01-065 《琴吹 紬》 2 2 10 20 3 01-066 《琴吹 紬》 3 2 30 30 2 01-067 《琴吹 紬》 2 2 20 20 2 01-068 《山中 さわ子》 0 1 - - 1 01-069 《真鍋 和》☆ 2 2 10 20 3 01-070 《平沢 憂》 0 1 - - 2 01-071 《平沢 唯》☆ 2 2 20 10 3 01-072 《秋山 澪》 3 2 30 30 2 01-073 《田井中 律》☆ 2 2 20 10 4 01-074 《田井中 律》☆ 3 2 30 30 1 01-075 《中野 梓》☆ 2 2 20 20 3 01-076 《琴吹 紬》※ 緑 4 1 40 40 3 01-077 《琴吹 紬》 2 2 20 20 1 01-078 《琴吹 紬》☆ 0 1 10 10 1 01-079 《琴吹 紬》☆ 1 2 10 20 1 01-080 《琴吹 紬》☆ 4 1 30 40 4(5) 01-081 《琴吹 紬》☆ 3 1 20 30 3 01-082 《琴吹 紬》 3 2 20 30 2 01-083 《真鍋 和》☆ 0 1 - - 3 01-084 《平沢 唯》 2 2 10 20 2 01-085 《秋山 澪》 2 2 30 30 3 01-086 《田井中 律》 3 2 20 20 2 01-087 《琴吹 紬》 2 2 20 20 2 01-088 《中野 梓》☆ 2 2 20 20 4 01-089 《山中 さわ子》 2 2 10 10 3 01-090 《琴吹 紬》☆ 2 1 20 20 4 01-091 《琴吹 紬》☆ 2 2 10 20 2 01-092 《山中 さわ子》☆ 2 2 20 20 1 01-093 《平沢 唯》 3 2 30 30 1 01-094 《平沢 唯》☆ 2 2 10 20 3 01-095 《秋山 澪》☆ 2 2 20 10 3 01-096 《秋山 澪》 2 2 20 20 3 01-097 《田井中 律》 2 2 20 20 1 01-098 《中野 梓》☆ 3 2 30 30 1 01-099 《平沢 憂》☆ 2 2 10 20 3 イベントカード ナンバー カード名 色 C S 星 01-100 《将来ニート?》 赤 3 1 3 01-101 《うんたん♪》☆ 0 1 3 01-102 《楽器!》 1 1 1 01-103 《添い寝》☆ 2 1 1 01-104 《猛練習》☆ 1 2 3 01-105 《思いやり》 1 1 2 01-106 《ドジっ娘》 1 1 2 01-107 《駄々っ子》 2 1 2 01-108 《梓暴走!》☆ 0 1 2 01-109 《完全燃焼》☆ 0 1 1 01-110 《愛しのギー太》☆ 1 1 1 01-111 《うまい!》☆ 3 1 3 01-112 《くしゃみ》 5 1 3 01-113 《変装》 2 2 1 01-114 《桜高軽音部》☆ 5 1 2 01-115 《仲良し姉妹》☆ 0 1 3 01-116 《下校中》☆ 0 1 1 01-117 《学園祭!》☆ 0 1 3 01-118 《クリスマス!》☆ 1 1 2 01-119 《赤点》 青 2 1 1 01-120 《合宿!》 0 1 1 01-121 《露天風呂》☆ 0 1 1 01-122 《豹変》 0 1 1 01-123 《歌詞作成中》 0 1 2 01-124 《痛恨のひと言》 2 1 2 01-125 《プレゼント交換》 0 1 1 01-126 《初詣》 0 1 1 01-127 《ひとりぼっち》 3 1 2 01-128 《拒否反応》☆ 3 1 3 01-129 《ど忘れ》 2 2 3 01-130 《日焼け》 2 1 1 01-131 《追跡調査》 0 1 1 01-132 《さわちゃんの洗脳》 3 1 2 01-133 《おやつ》☆ 0 1 3 01-134 《ふわふわ時間》☆ 0 1 2 01-135 《海水浴》☆ 1 2 3 01-136 《ビーチでアイス》 1 2 2 01-137 《リゾート気分》 5 1 2 01-138 《強引な勧誘》 黄 3 1 2 01-139 《部費で落ちませんか?》 0 1 2 01-140 《寝言》☆ 0 1 1 01-141 《合宿の夜》☆ 2 2 3 01-142 《叫び声》 2 1 1 01-143 《隠したい過去》 3 1 3 01-144 《つっぱり》 0 1 1 01-145 《抽選券》 0 1 2 01-146 《着ぐるみの恐怖》 2 2 1 01-147 《にゃ~》☆ 2 1 3 01-148 《げんこつ》☆ 5 1 2 01-149 《休日の過ごし方》☆ 2 2 1 01-150 《挑発》 2 1 2 01-151 《お見舞い》 0 1 2 01-152 《無我夢中》 2 1 2 01-153 《ほうきでバンド》☆ 1 1 1 01-154 《コスプレバンド》 1 1 2 01-155 《ネコミミ祭り》☆ 2 1 1 01-156 《差し入れ》 緑 0 1 3 01-157 《値切り》 0 1 3 01-158 《寝坊》☆ 3 1 1 01-159 《萌え萌えきゅん♡》☆ 0 1 3 01-160 《力持ち?》 0 1 1 01-161 《一発芸》☆ 1 1 1 01-162 《新入部員!》 2 2 3 01-163 《充電完了》 1 1 2 01-164 《真夜中の練習》 1 1 1 01-165 《一致団結》 2 1 1 01-166 《風邪》 0 1 2 01-167 《やつあたり》☆ 1 1 1 01-168 《部員募集中》☆ 1 2 2 01-169 《軽音部活動開始記念》 1 2 2 01-170 《ランチタイム》☆ 0 2 1 01-171 《放課後ティータイム》☆ 5 1 3 01-172 《アルバイト》☆ 0 1 1 01-173 《お風呂上り》☆ 3 1 3 01-174 《ドジっ娘メイド》☆ 2 1 3 サポートカード ナンバー カード名 色 C S 星 01-175 《ギー太》 赤 0 2 2 01-176 《ネコミミ》☆ 黄 1 1 1 01-177 《紬のたくあん》 緑 0 2 1 関連項目 『けいおん!』 《けいおん!》 けいおん!Part2 けいおん!!Part1 けいおん!!Part2 映画けいおん!スペシャルパック 編集